主人公が目を覚ましたその場所は・・・・
ふと目が覚めると、俺はなぜか降り積もった雪に深く掘られた穴の中に、尻餅をつくようにして座っていた。
全身はスキーウェアで包まれ、帽子と手袋もつけている。
穴の底には大きく、そして尖った氷が幾つもあって体に突き刺さってくる。
オレは氷から逃げるようにして穴から這い上がり、そして硬直した。
目の前には、オレが10歳の頃、つまり20年前に友達と毎日のように集まっていた秘密基地があったのだ。
この秘密基地は、オレが小学校を卒業したのと同時に取り壊されていたはずだ。
どうして、20年近くも前に取り壊された秘密基地がここに存在しているのだ?
俺は惹かれるようにして、秘密基地の中に入った……。
20年振りに入った秘密基地の様子に驚愕する主人公。そして・・・・
中の様子も、20年前と変わっていない。
ガチャン!
あれ?ドアのカギが勝手に閉まって……。
そうだ、思い出した。
確か侵入者対策のトラップとして、
カギが自動的に閉まる罠を仕掛けていたっけ。
と、とにかく。この秘密基地から脱出しないと……。
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