物語の始まり
そのお妃様は魔法の鏡を持っており、いつも鏡にこう聞いていました。
「鏡よ 鏡 世界で一番美しいのはだあれ?」
「それは、あなた様です お妃様。」
そういう返事を今日も待っていました。
しかし、今日の答えは違いました。
「一番美しいのは、白雪姫です。」
雪のように真っ白な肌、
月夜のように真っ黒な髪
りんごのように真っ赤な唇。
そのとても美しいそのお姫様は隣の国でも評判でした。
鏡の答えにはげしく腹を立てたお妃様は、ある恐ろしい計画を立てました。
白雪姫を殺す計画です。
お妃様はまず、狩人を呼び出して白雪姫を国のはずれの森で射殺してくるよう命じました。
美しい白雪姫を見た狩人はかわいそうに思い、そのまま逃してあげたのです。
そのことに気が付いたお妃様は、またまた怒りだし、今度は自分から白雪姫を殺しに行くことにしました。
お妃のかっこうでは白雪姫にばれてしまうため、老婆のかっこうに化け・・
そして、たまたま通りかかったりんご売りを装って毒の入ったりんごを白雪姫に手渡すと、りんごを食べた白雪姫は、みるみる顔が真っ青になりそのまま倒れて死んでしまいました。
森の奥から、小さな小人が7人やって来ました。
小人たちは、白雪姫をみて驚きました。
「なんて美しい姫だ!」
「こんな美しい姫はみたことがない!」
小人たちは言い合います。
そして、小人のひとりが言いました。
「そうだ!死者がよみがえるといわれた、不思議なりんごの森へ連れて行って生き返らせてあげよう」・・・
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